「現場女子」の
フロンティアの一人として。

ソリューション事業部
2016年入社 生活科学部卒

一つの技術を
極める仕事に惹かれて

私は、なぜか小さい頃から、新聞に折り込まれる不動産のチラシの間取り図や建築現場に興味がありました。その思いから大学では、建築デザイン研究室で住居や設計について学びました。しかし、その一方で「自分は椅子に座って設計し続ける仕事は、向いていない」と感じるようになってきたのです。 就職活動では建設・建築業界を考えましたが、最初から「外で仕事をする」施工管理をイメージしていました。ゼネコン、サブコンなど、建設・建築業界には、さまざまな企業がありますが、そのなかで株式会社マサルに決めたのは、シーリングはどんな建物にも必要だということを知ったからです。また、ゼネコンと違い、一つの技術領域を突き詰めていける面白さがあると感じました。 もちろん、女性で施工管理を担うということに不安は感じましたが、会社説明会の際に、女性の先輩の話を聞き、女性を大切にしている企業ということが伝わってきたことも決め手となりました。

施工管理の多彩な仕事が現場に形として現れる

半年間の現場研修を終えた後は、現場に出てマンションや学校、体育館などの施工管理を担当しています。施工管理の仕事は、実際に現場に足を運び、自分の目で見て確認していく業務です。 具体的には、工事の進捗状況や職人さんの手配状況、材料の発注状況、シーリングが適正に打たれているか等の品質管理、さらには適切な環境で施工を行っているかといった安全管理や積算管理など、きわめて多岐にわたります。

複数の現場を担当するので、それぞれの現場に出向くのは週に一度くらいになりますが、現場に行くと何かしらの変化があることが楽しみになっています。現場が育っていくことを間近に見ることができることは、この仕事の面白さの一つですね。まるで子供の成長を見守るような感じかもしれません。また、一つの現場は、平均すると半年くらいで完結するというのも「ちょうどいい」と感じています。 基本的に土日が休みであるということも、自分には向いています。

初めての担当現場の経験が、自分の原点

はじめて担当した現場が無事竣工を迎えたときは、本当にうれしかったです。研修で学んだとはいえ不明なことも多く、知識不足に悩みましたが、その時に多くの職人の方々や上司・先輩に、親身に育ててもらったことが、大切な基礎になっています。 当時の私は、何よりも知識を深めることを第一に考えていました。だからこそ、一度教えてもらったことは、二回は聞かないと自分に言い聞かせて取り組みました。

こうした姿勢を、多くの人が見てくれたのかもしれません。結果として多くの職人の方々と良好なコミュニケーションを図ることができたのです。竣工を終え、精算業務に入る段階では、自分が担当した仕事が、当時の私には想像もつかない金額になることに驚きました。自分が多くの仲間とともにやり遂げた仕事が、高い金額として認められる。 「これが仕事なんだ」という実感を得ることができたという意味では、私自身の大切な原点となっています。

もっと実力をつけ、
「現場女子」として
活躍したい

株式会社マサルには、「早期育成プロジェクト」という制度があります。これは入社後、5年間で新人を一人前に育てるというものです。私も5年後には営業を任されるようになりたいというのが、当面の目標です。ソリューション事業部は、既存顧客の深耕営業を担うという側面もありますので、施工管理を勉強しながら、顧客であるゼネコンとの交渉力などを高めていきたいと思っています。そのためにも、各現場ではまず、「顔を覚えてもらう」こと。そして常に質問を持って行くことができるようにと心がけています。「現場女子」として、結婚・出産というライフステージの変化については、気になるところです。しかし株式会社マサルには、たくさんの女性の先輩がいるということ。また、そのなかには出産を経て現場復帰した人もいることが安心感につながっています。先輩が切り拓いてくれた選択肢があるというのは、後輩として本当にありがたいと思っています。

メッセージ

私は就職活動では、20社くらい訪問しました。そこで感じたことは、ネット上だけでは会社の雰囲気は理解できないということ。いくつもの企業を訪問したなかで強く実感しました。また、説明会に来る人、面接で一緒になる人の雰囲気もチェックしていました。もしかしたら、同期になるかもしれない人です。そういう人が自分と合うかどうかも敏感に感じていました。会社は選ぶことができても、入社後の人間関係は選ぶことができません。

だからこそ会社説明会などで、実際に自分の目で見て、肌で感じたことを大切にしてもらいたいと思います。建設業界は、おそらくみなさんが思っている以上に、働きやすい世界です。泥臭いイメージとは違い、女性にも優しいと思います。私自身も各現場をまわっていて、他のゼネコンやサブコンに「現場女子」が増えてきていると感じています。さまざまな企業を見て、ぜひ自分に合った人間関係を築くことができる会社を選んでください。

プライベートの過ごし方

休日は、洗濯や掃除など、平日ではなかなかできないことを、まとめてやっています。夕方からは友人と食事に出かけることもありますが、平日に撮りためていたテレビ番組をまとめてみることが、ストレス発散につながっています。社内にはいくつかサークルがあり、「Masaru Runs(マラソン部)」がマラソン大会や駅伝大会に参加するときは、他部署の先輩方と一緒に応援に行くこともあります。社内のサークルを通じて、さまざまな人と共通の目標を追いかけることができるというのも、この会社らしさかもしれません。